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ピアジェの認知発達理論

小児看護学概論が終わりましたhappy01
私は幼児期の認知発達についてレポート提出だったので
ピアジェの認知発達理論について少し調べました

ピアジェの認知発達理論

スイスの心理学者であるピアジェは,認知機能の発達について組織的な研究を行い乳児から大人に至るまでの認知発達過程をあらわす理論を提唱した。ピアジェはシェマの形成,またシェマのもつ作用という観点から認知発達過程を説明した。シェマのもつ作用には分化と調節がある。

①シェシェママ
シェマとは環境との環境において形成される知識の枠組みのことをいう。ピアジェは、環境に応じて新しいシェマが形成されると考えた。したがって活動を支える機能的な組織・構造といえる。
②同化
同化とは個体が外界に働きかける際に、すでにもっているシェマを使って外界の事物を取り入れる働きのことである。たとえば、新しい事物に出会った際に、それを既存のシェマと照らし合わせて同じと捉えたり区別したりする働きである。
③調節
調節とは外界の事物を既存のシェマではうまく同化できない場合に、既存のシェマを外界に合わせて変化させることによって順応しようとする働きのことをいう。
ピアジェは,どうかと調節は相反するものであるが、これら2つの作用の均衡化が低次元なものから高次なものへと発展していくと考えた。そしてその過程を次の4つの発達段階に分けている。

ピアジェの4つの発達段階
1)感覚運動期(誕生~1歳半,2歳)
生後一ヶ月頃までの新生児の行動は、その大半が反射的な感覚支配的行動によって占められているが,刺激や変化を求めて積極的に外界に働きかけを行う。そうした周囲の環境との関わりの中で、外界の事物についての知識を獲得し、それらに対して簡単な予測的行動がとれるようになり、感覚支配的な行動から新しい行動へと移行していく。この時期に獲得される認知機能として、おもに循環反応,対象物の永続性、シンボル機能があげられる。
①循環反応
ある環境への働きかけを繰り返し行うことをいう。たとえば、ガラガラに関心を示し、それを振ってみると音が出てさらに関心が高まるという変化があったため、その行動を繰り返すこと。
②対象物の永続性
生後一ヶ月頃は、事物が物の陰に隠れるとそれがもはやそこには存在しないととらえてしまうが、感覚運動期の終わり頃には、物に隠れても事物はその陰に存在するということがわかるようになる。
③シンボル機能
目の前に存在しない物を思い浮かべることができるようになる働きのこと。
このような認知の発達は、乳児と環境の事物との相互作用だけによって促されるわけではなく、乳児と養育者あるいは周囲の人々との相互作用を通して得る経験と学習によっても支えられている。

2)前操作期(1歳半,2歳~6,7歳)
2歳以降になると,幼児は急速に言語を獲得する。それにともないシンボル機能も活発に働き,象徴遊びやごっこ遊びがさかんになる。子どもは,外界の事物に反応するとき、いちいち外的な動作を行うことなしに、頭の中にイメージを浮かべたり言語を用いたりして正しく処理しようとするようになる(ピアジェは,このように内部で正しい処理がされる構造のことを操作と呼んだ)。しかし,正しく操作が行えるようになるにはかなり時間がかかり,それができるようになるまでの時期を前操作期と呼び、この時期には思考にいろいろな理論的誤りがみられる。それらにはアニミズム、自己中心性,中心化がある。
①アニミズム
無生物も意思や感情をもっていると考える傾向をいう。たとえば,「お月様が僕を追っかけてくる。」などである。
②自己中心性、中心化
この時期の子どもは空間内で視点を移動すると、ものの見方が変わるということを十分理解していない。そのために,自分自身の立場からの見方・感じ方・考え方にとらわれる傾向が強く、他人が自分とは異なる見方・感じ方・考え方をすることが理解できない(自己中心性)。また事物の1つの側面からしか見ることができず、自分自身が見ている側面以外は無視する傾向がある(中心化)。したがってある事物を自分自身が立っているところ以外からみた場合、どのように見えるのかが正確にわからない。

3)具体的操作期(6,7歳~11,12歳)
この時期の子どもは、獲得された知識を相互に関連付け、統合された形で記憶する。そして問題解決の歳にはそれらの知識を利用しながらものごとを多面的・総合的に捉え、組織的・理論的な思考を用いて対処できるようになる。これを脱中心化という。しかし、そうした理論的な思考ができるのは、この時期においては具体的な事物や状況に限られる(具体的操作)。この時期には保存の概念も獲得される。

①保存の概念
数・量・重さなどについて、見かけのの形態が変化しても足したり取り去ったりしなければ数・量・重さは変わらないということがわかること。この機能を示す有名な問題に液体量の保存問題がある。前操作期の子どもであれば,同じ量のジュースが背の低い容器から背の高い容器に移し変えられると背の高い容器に入ったジュースの方が量は多いと答える。具体的操作期の子どもであれば形態は違うがこのジュースの量は変わらないということがわかる。

4)形式的操作期(11,12歳~)
この時期に子どもは、具体的な現実に縛られることがなく抽象的・形式的に考えることができるようになり、抽象的な問題解決も行うことができる(形式的操作)。すなわち言語によって内容をあらわした命題について、内容が現実かどうかにかかわらず論理的・形式的に考えることができる。たとえば,「すべての鳥は3つの頭をもつ」「私はモモという鳥を飼っている」「この鳥の頭はいくつ?」という問題において「3つ」と正答できるようになる。また、演繹的に仮説を立てて推論を行い、その結果を事実と照らし合わせて実証するというような思考もできようになる。

ピアジェはこの認知発達理論について各段階には特徴があり、それは変化する時期と安定した時期からなっているとした。また段階は1つの均衡状態であり、次の段階への移行は均衡化によるものと考えた。そして,次の段階は前段階から派生したものであり前段階を統合したものであるとしている。

参考になったでしょうか?happy02

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